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2013年12月スイスのウインターキャンプに参加した「加賀谷光祐君」のお母さんの作文:東日本大震災について

生きて行かねばならないから

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近所の友人の家が新しくなった。震災で土地が液状化し住めなくなったのだ。 別の友人は新車を買った。仙台空港から実家に行くため、車を空港の駐車場に止めた。そこに津波がきて車をさらっていったからだ。 仕事場に来るお客さんは南相馬出身だ。当時、福島の原発のメンテナンスの仕事をしていたが津波で職を失い住居も失った。現在も無職である。

私の住む大崎市は沿岸部から車で約一時間内陸側に走った所に有る。そのため地震の被害はあったものの津波は免れた。あれから三年。周辺は以前と同様の生活に戻ったかのように見える。 しかし、ひとたび彼らの心の内を覗けば、住居の不安、再就職への不安、未だ不明の親族に寄せる想い。多くの人が多種多様の問題を抱えているのも現実だ。彼らは必死で生きている。生きて行かねばならないからだ。

震災直後、石巻専修大学にボランティアセンターが立ち上がった。私たちも何度となく足を運び、被災した家の瓦礫出しや掃除の手伝いをした。そこにも生きて行かねばならない人たちがたくさん居た。そしてその人たちは一様に優しかった。別れるときには「津波にも流されなった運のいいドリンクよ。」そう言ってボランティアのみんなにドリンクをくれた。その家族の住居は二階だった。下の階は畳がなくて住めないからだ。

ボランティアもまた優しかった。

北海道から来た20代の青年。1993年北海道南西沖地震の時、まだ幼かった彼は当時救済を受けた。その恩返しをしたいと石巻に単身でやって来た。自分も地震の被害を受けたにも関らず宮城県東部の山間部にある栗駒市から車で約2時間かけて毎週やってくる中年男性。ただひたすら役に立ちたいからと東京から駆けつけたIT関連の会社社長。ひとりの力は小さいけどグループなら力に成れるかもと言っていた埼玉の製薬会社の女性を含む同僚6人グループ。

助けた者、助けられた者。彼らの事を思い出すたび感動することは、人は他(た)の為にこんなにも心を砕く事が出来るのだということ。ガソリンスタンドにできた長蛇の車列。スーパーやコンビニにもたくさんの人が並んだ。どちらも整然と順番を待っていた。決して先を争う事はなかった。 受け止めるには大きすぎる出来事だった。そしてそれは「生きること」への戦いの始まりでもあった。また皮肉にも、どんな状況でも人は柔軟であり、優しくもあり、偉大である事も証明してくれた。

今、地球規模で激しさを増す自然災害。近い将来、南海トラフが動くと囁かれている。東日本大震災の反省がその時を救ってくれることを信じたい。そしてどこかで倒れた人がいたならば日本中の、いや世界中の偉大な心が集結し、共に立ち上がってくれることを信じたい。

2013年10月1日
宮城県大崎市 加賀谷光祐の母

日本・スイス国交樹立150 周年記念ロゴドイツ語
「東北の子どもたちをスイスのキャンプへ!」プロジェクトは、日本・スイス国交樹立150 周年記念イベントで、承認された事業です。

「東北の子どもたちをスイスのキャンプへ!」プロジェクトは、在スイス日本国大使館の後援を受けております。

http://www.ch.emb-japan.go.jp/anniversary2014/index.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/procedure/shinsei_youryo.html

※ The "Bring Tohoku Kids to Swiss Camps!" Project received the endorsement as part of the 150 Years anniversary events as well as the general endorsement from the Japanese Embassy of Switzerland.

http://www.eda.admin.ch/eda/en/home/reps/asia/vjpn/embjpn/anchjp.html (English)
http://www.ch.emb-japan.go.jp/anniversary2014/index.html(German)

画像は、日本・スイス国交樹立150 周年記念のロゴ(ドイツ語・日本語)です。

The image is the Logo for the 150 Years Anniversary of the Establishment of Diplomatic Relations between Switzerland and Japan. (Japanese and German text)

 
 


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