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2013年12月スイスのウインターキャンプに参加した「加賀谷光祐君」の作文:東日本大震災体験記

東日本大震災

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二〇一一年三月十一日、東日本全域が大きな揺れに襲われました。太平洋三陸沖を震源とした地震の影響で周りのプレートを誘発し連鎖的に大きな揺れを引き起こしたのです。マグニチュード9.0、最大震度7という日本史に残る巨大地震の中に私たちはいました。

本震が起こる数日前から震度3程度の地震が数回起きていました。その程度の地震はほかの地域と比べて頻繁に起きていて普段はあまり気に留めていませんでした。ですが今考えるとそれは本震の予兆だったのだと思います。

その日、学校は卒業式で午後は家にいました。天気もよく穏やかな時間が流れているときそれは起きました。最初は小さい揺れ。よくあることだと気を許していたのですが「ゴォー」と言う音とともに少しずつ大きくなり本能的に外へ飛び出しました。案の定揺れはさらに大きくなり電線や車は揺れに揺れ家具の倒れる音、皿の割れる音、悲鳴が回りに溢れました。全ての音が大きく聞こえてとても長い恐怖に覆われました。約二分間、緩急をつけた揺れは続きました。家の中は足の踏み場もないほど悲惨な状況で地域の人たちも途方に暮れたように外に出ていました。私たちは怪我や家具の下敷きになったりしている人がいないか見回りにいき、信号の消えた町の中を走り回っていました。何処もひどいものでした。しかし、ほんとに恐ろしいのは地震よりもそれに伴う二次災害の方でした。

電気が消えてテレビが見られなくなった私たちはラジオや車のカーナビから情報を仕入れていました。何処にあわせても地震のニュース。その中で最も際立っていたのが大津波の情報でした。黒い濁流となった大津波が白波を立てて陸に迫っている映像。防波堤を超えて道路、町に侵入する波。北海道から千葉にかけた地域が津波の影響を受ける中で宮城県は甚大な被害を受けました。家が流されたり炎が上がっていたり・・・。その日の夜は天気がよくて停電のせいもあって、やけに星の数が多くて被災した私の心を癒すと同時に悲しみも感じていました。

数日して電気も戻り多少生活が戻ってきた時、親の誘いで被災地のボランティアに行くことにしました。百聞は一見に如かずとはよく言ったものでテレビやラジオで聞くよりもこの目で確かめたことで現実を思い知らされました。海に面した町では、そこに家があったであろう場所には土台しか残っていなくて、ビルだったであろう場所は骨組みだけ露出している状態。数日前まで賑わっていただろう町はその見る影も残さず消え去っていました。津波の爪跡はとても深いものでした。

石巻専修大学を拠点としているボランティアに参加して、多くの被災した家を見ました。何処の家も浸水したせいで二階を住居にしていました。大変だろうなと思いつつ一緒に片づけをしていると何度も「ありがとうね。助かるよ。」といってもらい最後にはなけなしの栄養ドリンクをくれました。現地の人たちは思っていたほど、テレビで伝えられているほど落ち込んだ様子はなくむしろ私たちよりもずっと前向きで強く生きていました。人は向かい風に吹かれても耐えて進める力があると実感しました。さらにボランティアに参加していた人もわざわざ北海道から来た方や同じく被災した宮城出身の方などこれほど多くの人が来るのだと思い日本人の優しさ、心の温かさをとても感じました。他国にはない日本特異の人情を見られた気がします。きっとこれからも日本人はどんなことがあろうとも手を取り合い進んでいけると思います。これが日本人の強さでしょう。

今回の被災で私は人の繋がりと人の復興する力を目の当たりにしました。ボランティアの中に関西の人がいて「阪神淡路大震災で助けてもらったから自分たちも助けるんだ」と言っていました。日本各地から救助の手が差し伸べられたのはその前に差し伸べた手で助かった誰かがいたからでした。この救助の手の繋がりがこれからも深くなっていったらいいと思います。

2013年10月1日
宮城県大崎市 加賀谷光祐


日本・スイス国交樹立150 周年記念ロゴフランス語


「東北の子どもたちをスイスのキャンプへ!」プロジェクトは、日本・スイス国交樹立150 周年記念イベントで、承認された事業です。

「東北の子どもたちをスイスのキャンプへ!」プロジェクトは、在スイス日本国大使館の後援を受けております。

http://www.ch.emb-japan.go.jp/anniversary2014/index.html
http://www.mofa.go.jp/mofaj/procedure/shinsei_youryo.html

※ The "Bring Tohoku Kids to Swiss Camps!" Project received the endorsement as part of the 150 Years anniversary events as well as the general endorsement from the Japanese Embassy of Switzerland.

http://www.eda.admin.ch/eda/en/home/reps/asia/vjpn/embjpn/anchjp.html (English)
http://www.ch.emb-japan.go.jp/anniversary2014/index.html(German)

画像は、日本・スイス国交樹立150 周年記念のロゴ(フランス語・日本語)です。

The image is the Logo for the 150 Years Anniversary of the Establishment of Diplomatic Relations between Switzerland and Japan. (Japanese and French text)


JUGEMテーマ:関東・東北大地震〜被災者に応援メッセージを送ろう〜


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